賃貸物件というと、多くの方がアパートやマンションを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、一戸建てタイプの賃貸物件も存在しており、比較的安い賃料が設定されている傾向にあります。
そこでこの記事では、一戸建てタイプの賃貸物件の賃料が安い理由や注意点、一戸建てタイプの賃貸物件に向いている方の特徴を解説します。
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一戸建てタイプの賃貸物件の賃料が安い理由
賃貸物件の多くは、1つの建物に複数の住戸がある集合住宅タイプです。
しかし、物件数は少ないものの、一戸建てタイプの賃貸物件も存在します。
一戸建てが賃貸物件となっている主な理由は、次の3パターンです。
●賃貸用の一戸建てとして建築された
●建売物件や中古物件を安く購入して賃貸経営をしている
●所有者に事情があり賃貸に出されている
このうち、賃料が安いケースが多いのは、2つ目・3つ目のパターンです。
建売物件や中古物件を安く購入して賃貸経営をしているパターンでは、安く購入した分、賃料を抑えて貸し出すことができます。
所有者に事情があり賃貸に出されているパターンでは、所有者の事情を満たしたり、建物の欠点を補ったりするために、安い賃料が設定されているケースが少なくありません。
所有者が賃料を下げて一戸建てを賃貸に出す理由は、次のとおりです。
定期借家契約を結びたい
定期借家契約とは、契約期間が満了したあとは、契約の更新ができない賃貸借契約のことです。
たとえば、契約期間2年で契約を締結した場合、2年後には退去しなくてはなりません。
所有者が定期借家契約を希望するのは、転勤の間だけ一戸建てを貸し出したい、取壊しの予定があるといったケースです。
一般的な賃貸借契約(普通借家契約)を結んでしまうと、入居者が合意しない限りは退去してもらうことができず、所定の期日に所有者の手元に戻らないおそれがあります。
そのため、所有者はかならず退去させることができる契約を結びたいと考えるのです。
しかし、契約期間が限られた賃貸物件には、入居希望者がなかなか集まりません。
そこで賃料を安くすることで、安いのであればすぐに退去してもかまわないという入居希望者を探しています。
築年数が古い
所有者などが住んでいた中古住宅を賃貸に出している場合は、築年数が古いことがあります。
賃料の設定には、築年数が大きな影響を与えます。
そのため、一戸建ての内外をきれいに整えていても、築年数が古い場合は賃料が安くなりがちです。
木造建築である
木造建築は、ほかの構造に比べると建築コストがかかりません。
そのため、安い賃料でも貸し出すことができます。
また、木造建築は防音性が低く、一般的な集合住宅タイプの賃貸物件では、防音性能を高めるための工事が必要です。
しかし、一戸建てであれば足音などの騒音トラブルを心配する必要がないため、防音工事の費用がかからず、安く貸し出せる理由となっています。
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賃料が安い一戸建てタイプの賃貸物件を借りる際の注意点
一戸建てが賃貸物件に出されている理由はさまざまであり、賃料が安い理由も多岐にわたります。
安く借りられるのであれば、理由については気にしないという方もいるかもしれません。
しかし、なるべく快適な生活を送るためにも、以下の2つの注意点を押さえて契約することをおすすめします。
注意点①賃料が安すぎる場合は理由を確認する
一戸建ての賃貸物件は賃料が安いことがありますが、その理由はさまざまです。
そのため、相場よりやや安い程度の賃料であれば、一戸建てタイプの賃貸物件によくあることだといえるでしょう。
しかし、相場に比べて安すぎる場合は、事故物件である可能性があります。
事故物件(心理的瑕疵物件)とは、事故や事件、自殺によって死者が出ているなど、生活するうえで精神的に良い影響を及ぼさない物件のことです。
また、近隣に反社会的な施設やごみ焼却場がある、騒音がひどい、虫が大量発生するなどの理由で事故物件となっていることもあります。
事故物件には告知義務がありますが、賃貸物件は事故物件になってから3年で告知義務が消滅するため、過去にさかのぼってすべて告知されるわけではありません。
どのような理由であっても事故物件は避けたいという方は、不動産会社の担当者に賃料が安い理由や、賃貸に出されている理由を確認してみましょう。
安すぎると判断する目安は、賃料が相場の7割以下となっているかどうかです。
たとえば、そのエリアの賃料相場が7万円の場合、4万9千円を下回っていたら注意したほうが良いでしょう。
一戸建てタイプの賃貸物件は数が少ないため相場の調査が容易ではありませんが、ご自身で調べたり、不動産会社の担当者に質問したりすることをおすすめします。
注意点②定期借家契約になっていないか確認する
先ほど解説したとおり、定期借家契約を締結すると、契約期間満了後に退去しなくてはなりません。
所有者の事情によっては再契約できるケースもありますが、そこまで可能性は高くありません。
契約形態に関して、あまり注意していないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、賃貸借契約には種類があり、定期借家契約では退去の時期が決まっているということは、 覚えておくことをおすすめします。
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一戸建てタイプの賃貸物件が向いている方の特徴
一戸建てタイプの賃貸物件には注意点もありますが、ご自身のライフスタイルに合致する場合はお得に生活できます。
一戸建てタイプの賃貸住宅に向いている方の特徴は、次のとおりです。
●小さな子どもがいる
●引っ越しの予定がある
●車を所有している
●ペットを飼っている
小さな子どもがいるファミリーは、足音などの騒音トラブルを心配し、賃貸物件の契約を躊躇するケースが少なくありません。
一戸建てタイプの賃貸物件であれば、階下で他人が暮らしていないため、騒音トラブルのリスクが減少します。
近いうちにマイホームを購入したいと考えている場合は、賃貸物件の間取りや設備の使い勝手をもとに、理想のマイホームのイメージを膨らませたり、賃料の安さを生かしてマイホームの購入資金を貯めたりすることも可能です。
マイホームを購入するタイミングと契約満了のタイミングが合っていれば、定期借家契約が設定されていたとしても気にならないでしょう。
同様に、転勤などにより引っ越しの予定がある方にも一戸建てタイプの賃貸物件が向いています。
転勤までの期間、安い賃料でのびのびと暮らせるでしょう。
車を所有している方が集合住宅タイプの賃貸物件を契約する場合、敷地内の駐車場であったとしても追加料金が発生することがほとんどです。
一戸建てタイプの賃貸物件で敷地内に駐車する場合は、追加料金はかかりません。
そのため、賃料だけでなく、駐車場料金も節約できるでしょう。
さらに、ペットを飼っている方も、一戸建てタイプの賃貸物件がおすすめです。
賃貸物件でペットが禁止されている理由はさまざまですが、禁止理由のひとつとして近隣に迷惑がかかる可能性があることが挙げられます。
一戸建てタイプであれば、騒音トラブルと同様に、些細な物音であれば近隣に迷惑がかかることは無いでしょう。
そのため、集合住宅タイプの賃貸物件に比べて、ペット可の物件が多くなっています。
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まとめ
賃貸物件には一戸建てタイプも存在し、賃料が安い傾向があります。
賃料が安い理由はさまざまですが、あまりにも安い場合は事故物件だったり、契約期間が限られたりしている可能性があるため、注意が必要です。
騒音トラブルが気になる方、引っ越しの予定がある方などは、一戸建てタイプの賃貸物件が向いているでしょう。
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