普段使用している家具の色がいつの間にか褪せている、変色している、それらは「日焼け」が原因です。
家具の日焼けとは、人間と同様に紫外線を浴びることによって生じます。
今回は愛用している家具をいつまでもきれいに、丈夫に保つために、日焼けした場合の補修方法や予防について解説していきます。
家具の日焼けとは?~補修~
単なる日焼けの場合、見劣りするだけでほとんど問題はありません。
しかし、あまりにも酷い場合、もしくは長期間ずっと放置していると機能面そのものに支障が出ることもあります。
実際に補修をする場合、基本的にホームセンターなどに売っている専用マニキュア、オイル、ペイント剤を使用します。
自分一人では難しい場合、もしくは劣化が激しい場合には専門の業者に依頼しましょう。
安心、安全に使用するためにも以下の点を留意し、早めに補修することを心がけましょう。
イスやテーブルなど、木製製品
主にダイニングテーブルやイスなどの木製製品は、変色だけでなく含水率の低下の主な要因になります。
含水率、つまり各製品に含まれる水分量が減ると、表面のささくれやひび割れにつながります。
その状態で放置しておくと当然ケガの原因にもなり得るため、ニスなどのコーティング剤を施すなど、定期的にメンテナンスも行いましょう。
ソファなど革製品
主にソファやデスクチェアなどの革製品の場合、日焼けによる被害は基本的に変色だけです。
そのため、放置しておいても安全上それほど問題はありませんが、痛んだ箇所から破れ、ひび割れが生じる可能性もあります。
これも含水率の低下が主な要因となるため、皮革クリームやツヤ出しオイルによる手入れをより入念に行い補修しましょう。
家具の日焼けとは?~予防~
家具をいつまでもきれいに、丈夫に保つために日焼け対策は欠かせません。
以下の2点に関して、ポイントをしっかりと押さえ今すぐにでも実践してみましょう。
予防1:紫外線を部屋に入れない
まず、そもそも部屋に紫外線を入れない、ということがもっとも効果的な対策です。
紫外線は目に見えないため完璧に防ぐことはできませんが少しの工夫で抑えることができます。
たとえば、紫外線カット率の高いカーテンや窓に貼るシートなどを使用するなどです。
また、部屋の日当たりを意識し、家具の配置を考えることも重要です。
予防2:UVカットスプレーやオイル剤
それらの対策に加え、家具に直接施す対策もあります。
たとえば、噴射、もしくはコーティングするためのUVカットスプレー、ツヤ出しオイルなどホームセンターで容易に入手できるものを使えば、素人でも簡単に対策ができます。