東京都大田区付近で新しい生活を始めようと考えている方のなかには、昭和を題材とした映画や小説などが好き、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめの場所が、昭和のくらし博物館です。
今回は、東京都大田区にある昭和のくらし博物館について、施設の概要と楽しみ方をご紹介します。
東京都大田区にあるおすすめスポット!昭和のくらし博物館の概要とは?
まずは、昭和のくらし博物館の概要について説明しましょう。
東京都大田区にある暮らしの博物館は、1926年から1989年まで続いた昭和時代の庶民の生活に触れられる博物館です。
館長である小泉和子の住宅をそのまま現在に残しており、当時の様子を丁寧に再現しています。
小泉家の住宅は、1951年(昭和26年)に建築され、合計およそ18坪の土地に建築技師であった小泉孝とその妻、館長である和子を含む4人の娘の計6人が暮らしていました。
元京都女子大学教授であり、生活史研究家でもある小泉和子が昭和時代の生活の様子を後世まで伝える目的で、1999年から博物館として公開されています。
館内は住宅の間取りをそのまま再現した構成になっており、常設展では家財道具なども含め、小泉家が過ごしてきた住宅風景が残されているのです。
住宅は2階建ての建物となっており、1階には書斎兼応接間・お茶の間・台所・座敷があり、2階には子ども部屋・企画展示室・次女の知代に関する記念室・談話室が設けられています。
東京都大田区にある昭和のくらし博物館!その楽しみ方とは?
昭和のくらし博物館の楽しみ方のひとつが、四季ごとに変わる展示です。
エアコンなどの家電が普及していなかった当時の様子を、季節ごとに家財道具を入れ替えて展示することによってわかりやすく再現しています。
冬には火鉢が出されるなど、当時の四季の過ごし方が垣間見える展示品に、懐かしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
快適な生活が当たり前となっている現代の子どもたちにとっても、当時の生活の様子を知ることは大きな学びにつながるはずです。
また、お茶の間では、庭に生えているドクダミやビワの葉で淹れたお茶を振る舞ってくれます。
このほか体験学習の場として博物館の建物を貸し出しており、木工品を作るワークショップや、赤ちゃんに着せるお祝い着の背中に刺しゅうを入れる背守りのワークショップなど、さまざまなイベントを開催しています。
●所在地:東京都大田区南久が原2-26-19
●営業時間:10時~17時
●定休日:月~木曜日・年末年始
●アクセス方法:東急多摩川線下丸子駅・東急池上線久が原駅より徒歩8分
●駐車場:なし
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