特にカップルで暮らすお部屋を探されている方や、芸術分野を学んでいる学生さんのなかには、おしゃれなイメージのある「デザイナーズ賃貸」に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そもそもデザイナーズ賃貸とはどういった物件なのか、そのメリットや注意点とともに解説します。
デザイナーズ賃貸とは?
デザイナーズ賃貸とは、デザイナーや建築家が独自に決定したコンセプトをもとに、強いこだわりを持って設計した賃貸物件のことです。
しかし、「デザイナーズ賃貸」の基準は曖昧であり、明確な定義はありません。
少しおしゃれな雰囲気ということで、「デザイナーズ賃貸」に分類されている賃貸物件も珍しくないのです。
ただ一般的には、部屋のコンセプトが明確になっていて、かつ内装や外装に統一感のある賃貸物件を「デザイナーズ賃貸」に分類しているケースが多いでしょう。
デザイナーズ賃貸のメリットとは?
デザイナーズ賃貸の大きなメリットは、やはりおしゃれで個性的なデザインの部屋に暮らせることです。
ただシンプルな家具を普通に置くだけでも、平均以上のお部屋になります。
さらに、一般的な賃貸物件では悪目立ちしてしまうであろうデザインの家具やインテリアも違和感なくマッチするため、自分の趣味やセンスを惜しみなく発揮できます。
また、備え付けの設備が充実した物件が多いこともメリットのひとつです。
たとえば、テレビモニターが付いたインターホンや防犯カメラ、宅配ボックスが設けられている物件も少なくありません。
こうした設備がはじめから設置されていれば、より快適な生活を送れるでしょう。
デザイナーズ賃貸の注意点とは?
さまざまなメリットがあるデザイナーズ賃貸ですが、一方で理解しておくべき注意点もいくつかあります。
まず、一般的な賃貸に比べ、家賃が格段に高くなります。
同じ築年月、平米数であっても、デザイナーズ賃貸のほうが数万円高い家賃であることが珍しくありません。
その家賃を支払い続けられるのか、よく検討したうえで賃貸契約を結ぶか否かを判断しましょう。
また、デザイン性を重視するあまり、バス・トイレが一緒になっていたり、ベランダが設けられていなかったりする物件もあります。
内覧の際は、生活に支障がないデザインや構造であるか、客観的にしっかり確認してください。