毎日、調理をしているといつのまにか油汚れがついているのが「換気扇」です。
換気扇の油汚れは、「なかなか落ちない…」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
今回は、頑固な油汚れがついた換気扇を手軽に、しかもエコに掃除できる方法と、お手入れのポイントも一緒にご紹介します。
換気扇の汚れには「重曹」を活用した掃除が有効!
台所用洗剤で、換気扇が思うようにきれいにならない場合、汚れの性質をふまえた掃除法にすることで解決するかもしれません。
換気扇は基本的に油汚れで「酸性」です。
しかし、台所用洗剤は「中性(洗剤)」が多いのです。
そのため、油汚れには「アルカリ性」で中和させる「重曹」を使った掃除法が有用です。
しかも、自然に存在する重曹はエコで、環境にも家族にも優しく安心できますね。
具体的な手順としては、まず用意した重曹3に対して、水1の割合で練り合わせ、傾けても垂れない程度のペースト状にします。
5ミリ程度の厚さでペーストを塗布。
15分から30分ほどすると、色が茶色く変化するので、変色したら拭き取るサインです。
ぞうきんなどで、きれいに拭き取りましょう。
換気扇の掃除に、重曹がおすすめとなる理由は、実はもうひとつあります。
水に溶けにくい素材のため、ペーストにしても粒子が残り、拭き取るときに研磨効果も期待できます。
仕上げは水拭きをしてから、乾拭きをしましょう。
換気扇の汚れをためない掃除のコツときれいさをキープするポイント
汚れを上手に取るコツとは!?
せっかく丁寧に掃除をしても、また油汚れがこびりつくと面倒です。
汚れを上手に、ラクにとるには、こびりつく前に"まめに掃除"するのが有効なコツです。
日常的なお手入れ法として、調理の都度、時間をかけずに拭いておきます。
手早くできる、外側だけでもよいでしょう。
換気扇のフィルターを使用している場合は、揚げ物を多く作ったときは月に1度は交換するのが理想的です。
きれいな換気扇を保つポイント
日常的なお手入れで、頑固なこびりつきになるのを防ぎつつ、定期的に分解掃除をするのが、きれいな換気扇をたもつ秘訣です。
油料理が多い家庭では月に1度、少なければ半年以内に1度のペースでおこなうとよいでしょう。
寒い時期は油汚れも固まりやすいですが、気温の高い夏などは、とくに掃除のチャンスですよ。