賃貸物件選びでは、部屋がどの位置にあるかによって居住性が変わります。
階数や方角によってメリット・デメリットが異なるので、ライフスタイルによって選びましょう。
そこで賃貸物件における、部屋の位置や選び方のポイントをご紹介します。
賃貸における部屋の位置:階数のメリット・デメリットとは?
マンションのように規模が大きな賃貸物件ほど、部屋の階数によって環境は大きく異なります。
一般的に低層階の家賃は低く抑えられており、高層階になるほど家賃は高い傾向にあります。
家賃以外にはどのような違いがあるのか、確認していきましょう。
<低層階のメリット>
低層階は階段でも移動しやすいので、エレベーターのラッシュ時に巻き込まれずに済みます。
特に1階はエレベーターや階段を利用する必要がないため、外出や緊急時でもすぐに移動可能です。
また1階や、階下がエントランス・駐輪場になっている位置の2階なら、他のフロアと比較して足音を気にせず暮らせます。
したがって子どもやペットのいる家庭は、そのような位置の部屋がおすすめです。
<低層階のデメリット>
空き巣などに狙われるリスクがあるため、防犯対策が欠かせません。
また外部からの視線が気になりやすいのも、注意すべきポイントです。
<高層階のメリット>
高層階は眺望がよく、地上から離れているのでハエや蚊といった害虫被害が少ないのがメリットです。
最上階へ近いほど家賃が割高に設定されており、ステータスとしても人気があります。
また日当たりや風通しがよく、外部からの視線もあまり気になりません。
<高層階のデメリット>
賃貸物件の規模によっては、エレベーターのラッシュが発生します。
エレベーターを使えない災害や停電時は、移動に時間がかかる点に注意してください。
賃貸における部屋の位置:方角によるメリット・デメリットとは?
賃貸物件で日当たりを考慮するなら、部屋がどの方角に位置するかを確認しましょう。
<南向き>
南向きの部屋は、季節や時間帯を問わず日照を確保しやすい方角です。
冬は暖かく暖房費を抑えられるものの、夏の冷房費がかさんだり床や家具が日焼けします。
<東向き>
東向きの部屋は午前中の日当たりがよいので、朝のうちに洗濯などの家事を済ませたい方に向いています。
一方で午後は、あまり日が当たりません。
<西向き>
西向きの部屋は午後の日当たりがよく、冬でもあまり寒くなりません。
ただし夏は西日の影響で、室内が高温になりがちなので注意してください。
<北向き>
北向きの部屋は日差しを確保しにくいため、洗濯物が乾きにくかったりカビが生えやすかったりします。
しかし日中は不在がちな方や、乾燥機を使っている方はあまり気にならないでしょう。
また賃貸物件なら、家賃が割安に抑えられている物件もあります。
まとめ
賃貸物件を選ぶときに知っておきたい、階数や方角別のメリット・デメリットをご紹介しました。
ライフスタイルや予算によって、自分に合った位置の部屋を選びましょう。