賃貸物件で暮らすときに同居人が外国人だと、入居審査が厳しくなる傾向にあります。
しかし一定の条件を満たしていれば、日本人カップルのように同居は可能です。
そこで外国籍の同居人がいると入居審査が厳しくなる理由や、契約手続きに必要な書類を解説します。
外国人が同居人の場合における賃貸の入居審査
同居人が外国人だと賃貸物件の入居審査が厳しくなる理由として、文化や風習の違いによるトラブルのリスクが挙げられます。
たとえばパーティーを頻繁に開催する文化圏出身だと、騒音トラブルに発展しがちです。
このほかにも言語の違いによるコミュニケーションの難しさや、マナーに対する感覚の違いも懸念されがちな項目です。
なお審査が通りにくくなるからといって、オーナーに無断での同居はしないでください。
無断での居住は契約違反にあたるため、国籍にかかわらず契約解除や強制退去になる可能性があります。
＜入居審査を通過するポイント＞
同居をする場合、まずはカップル・ファミリー向けの賃貸物件を選びましょう。
そして外国人の同居人については、日常生活レベルの日本語能力は欠かせません。
さらに以下の条件に当てはまると入居審査が有利に進みます。
・在留資格がある
・日本での滞在歴、職歴が長い
不法滞在でないことは必須条件なので、在留カードなどで在留資格を証明してください。
そして滞在歴が短くても、日本語学校に通っていたり、日本での学生寮生活やホームステイ経験があれば有利になります。
また日本での職歴が長ければ、家賃支払い能力の証明になります。
外国人が同居人の場合における賃貸の必要書類
外国人が賃貸契約をするとき、在留許可を得ているかどうかの証明書を求められます。
しかし入居審査へ進む前に、必要書類をそろえられず申し込みができないケースも少なくありません。
そのため気になる部屋を見つけたら、まずは必要書類を準備しましょう。
必ず用意すべき書類は、以下のとおりです。
・パスポート
・在留カード、在留資格認定証明書
・学生証、在学証明書（留学生の場合）
このほか、以下のものを準備しておくとよいでしょう。
・収入証明書
・就労資格証明書
・資格外活動証明書
・緊急連絡先（日本国内で連絡の取れる人）
・連帯保証人（原則として日本人）
まとめ
同居人が外国人であっても、しっかり必要書類を準備すれば入居審査をパスできます。
近年ではルームシェアや外国人に理解のある賃貸物件も増えているので、部屋探しの際はぜひ参考にしてみてください。
