賃貸物件のような集合住宅では、空き巣の6割が窓から侵入しています。
そのため窓の防犯を徹底するだけで、空き巣被害の多くを未然に防ぐことが可能です。
そこで賃貸物件でもできる、窓の防犯対策を解説します。
賃貸物件でできる窓の防犯:フィルムを貼る
窓の防犯対策をなにもしていないと、ガラスを割られるなどして泥棒の侵入を許してしまいます。
賃貸物件では工事をともなわず、フィルムを貼るだけでできる対策がおすすめです。
<設置の手順・価格相場>
設置したい窓ガラスの寸法を測ったあと、ガラスの寸法に合わせてフィルムをカットします。
実寸より2〜3mm小さくカットすれば、貼り付け時に空気を逃しやすくなりきれいに仕上がります。
そして貼り付け面をワイパーなどで拭き掃除したら、フィルムを中心から端に向かっておさえながら貼り付けてください。
貼り付け面を水でぬらすタイプとそうでないものがあり、ぬらすタイプの方が手間はかかるものの強力に接着します。
サイズが大きいほどDIYでの貼り付けは難しいため、きれいに仕上げたい場合は専門業者に施工を依頼しましょう。
なお価格相場は1㎡あたり15,000〜20,000円です。
業者に依頼する場合は、フィルム代と施工費を合わせて1㎡あたり20,000〜50,000円程度を見込んでおきましょう。
<原状回復のポイント>
原状回復の際はきれいに剥がす必要がありますが、粘着力の強いフィルムほど撤去が困難です。
しかしフィルムは防犯対策だけではなく、地震発生時に割れたガラス片の飛散防止機能もあります。
オーナーによっては防犯・防災の観点から、撤去不要としてくれることもあるため設置前に確認しておきましょう。
賃貸物件でできる窓の防犯:補助錠でツーロックにする
賃貸物件のサッシは一般的に、クレセント錠になっています。
しかし、このクレセント錠の本来の目的は窓の気密性を高めるもので、防犯スペックはあまり期待できません。
そこで窓自体を補助錠でツーロックにすることで、防犯対策が可能です。
<設置の手順・価格相場>
上部や下部のサッシ(あるいはガラス部分)に、両面テープで貼り付けるだけで設置できます。
製品によっては鍵をかけたまま少し開けられる製品があるため、ロックした状態でも換気ができて便利です。
これは、子どもやペットが窓を開けるのを防ぐ効果も期待できます。
賃貸物件で両面テープを使用したくない場合は、水返しにはさむタイプもおすすめです。
両面テープやビス留めする必要がないので、テープの跡やネジ穴が残りません。
価格相場は1,000〜2,000円と、リーズナブルな製品が充実しています。
<原状回復のポイント>
両面テープで貼り付けるタイプなら、しっかりテープを剥がせば原状回復可能です。
粘着力の弱いものは使用中に脱落するリスクがあるものの、複数カ所に取り付けることでより高い効果を期待できます。
まとめ
賃貸物件でもできる、おすすめの防犯対策を紹介しました。
オートロック付きの賃貸物件でも、窓周辺の防犯は手薄になりがちです。
DIYで対策可能ですから、気になるところがあればぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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