賃貸物件で生活していると、壁にフックの固定シールなどを貼りたいと思うことがあるでしょう。
しかし、賃貸物件の場合「もしも跡が残ってしまったら?」という不安から、シールを貼ることをためらってしまうケースも少なくありません。
今回は、シールをきれいに貼るコツとはがす際の注意点についてご紹介します。
賃貸物件の壁にシールを貼っても大丈夫?貼る際のコツとは?
近ごろでは壁に直接貼り付けて使用するタイプのフックや、おしゃれなウォールステッカーなど、さまざまなシールが市販されています。
しかし、凹凸のあるレンガや砂壁の場合、基本的にシールは貼れません。
シールを貼るのであれば、ガラスやプラスチック面、ビニール壁紙などがおすすめです。
シールをきれいに貼るコツは、まず貼る部分の壁をきれいに拭き掃除し、埃や汚れを落とすことです。
次に、マスキングテープなどを使用して、どの位置にどのようにシールを貼るかを試してください。
位置がきちんと決まってからシールを貼れば、何度も貼り直す必要がなく、粘着力が高いまましっかりと貼れます。
また、壁紙シールを貼る場合はくるくると巻いたタオルを使って全体をまんべんなく圧迫することで、気泡が入らずにきれいな仕上がりになります。
賃貸物件の壁にシールを貼る際の注意点とは?
賃貸物件の壁に貼るなら「貼ってはがせるタイプ」のシールが便利です。
しかし、貼ってはがせるシールであっても、繊維質や自然素材の壁紙に貼り付けてしまうと壁紙ごとはがれてしまう危険性があるため、注意が必要です。
さらに、木材に直接貼ってしまうと、場合によってはシールの跡がくっきりと残ってしまうため、貼る場所はきちんと選ばなければなりません。
また、もうひとつの注意点が、直射日光の当たる壁にシールを貼らないことです。
日光によって壁紙が退色する際、シールが貼ってあるとその部分だけ日焼けの跡が残ってしまうためです。
また、貼ってはがせるタイプのシールであっても、材質によってははがせなくなってしまうため、説明書きをよく読んで貼れる場所を見極めなければなりません。
万が一はがせないタイプのシールを壁に貼ってしまった場合、ドライヤーの熱を当てることで粘着力が下がり、きれいにはがせるケースがあります。
あるいは家庭用の中性洗剤をシールに染み込ませ、10分ほど放置しておくと界面活性剤の効果でシールの粘着物質が分離するため、きれいにはがせます。
ただし、壁に付いた洗剤をきれいに水拭きしておかないと変色の原因になりますのでご注意ください。