便座の下から温水を噴射して、おしりを洗浄してくれる温水洗浄便座。
賃貸物件探しでも希望条件に入れる方が多い人気設備であり、付いていないなら自分で設置したいと考える方も少なくないほどです。
そこで今回は、温水洗浄便座のメリットやデメリットとあわせて、自分で設置する方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
感染症予防に!温水洗浄便座がある賃貸物件に住むメリット
温水洗浄便座のメリットといえば、言うまでもなくおしり周りをきれいに洗浄してくれることですが、これはさまざまな感染症予防にもつながります。
便や尿には多くのウイルスが潜んでおり、手でおしりを拭く前に温水で洗浄することで、手につくウイルスの量が軽減されます。
また、温水で洗浄することで何度もおしりを拭く必要がなくなるため、肌への負担も最小限に抑えられるのも、デリケートな部分にとってはうれしいところ。
トイレットペーパーの使用量も削減できるでしょう。
温水洗浄便座には便座を温める機能も備わっているため、冬場に冷たい便座に座らなくて済むこともメリットですね。
温水洗浄便座がある賃貸物件に住むデメリットは電気代
温水洗浄便座のデメリットは、電気代がかかることです。
電気代を節約するために結局電源をオフにしておくのであれば、初めから温水洗浄便座は必要ありませんよね。
なかには節水や節電モードがついている温水洗浄便座もあるため、入居前に確認しておくと良いでしょう。
また、温水洗浄便座を使用すると水はねがしやすいため、こまめな掃除が必要となるほか、水漏れのリスクがあることも念頭に置いておく必要があります。
温水洗浄便座がない賃貸物件に自分で設置するのは可能?
基本的には実費で設置するのであれば可能ですが、必ず事前に大家さんの許可が必要です。
許可を取らずに勝手に設置してしまうと、退去時にトラブルになる可能性もあるため、必ず許可を取りましょう。
自分で設置する場合の費用は、本体価格が1万円~10万円とスペックにより大差があるほか、取り付けを業者に依頼すると1万~2万円の工賃がかかります。
また退去時の原状回復についても、確認が必須となりますので覚えておきましょう。