新型コロナウイルスの蔓延に伴い、在宅ワークが推奨されている今、自宅でもインターネットを利用する頻度が増えています。
現在、賃貸物件に住んでいる方やこれから物件を探す方のなかにも、インターネット回線を契約しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。
今回は、インターネットを光配線方式で導入する方法と注意点について解説します。
賃貸物件で光配線方式のインターネットを利用したい!導入方法について
アパートなどの集合住宅でインターネットの回線を契約しようと考えたとき、まず確認したいのが、住んでいる建物の設備環境です。
ネット利用のためには、電話回線や光回線など、さまざまな回線を利用する方法があります。
光回線とは、光ファイバーケーブルを用いた回線のことを指します。
アパートやマンションによっては、「光ファイバー対応」という言葉を耳にしますが、これは建物の共有部分まで光ファイバーを引き込む作業が完了しているという意味です。
すでに光回線が引き込まれている場合、共有部分から室内まで光ファイバーケーブルを引き込む光回線工事をすれば、インターネットを利用できるようになります。
共有部分から室内までは電話回線ケーブルを使用する配線方式もありますが、光配線方式と比べてデータの通信速度がそれほど速くないという特徴があります。
動画視聴やデータのやりとりが多いという方は、通信速度を把握したうえで配線方式を決める必要があるのです。
賃貸物件で光配線方式のインターネットを利用したいときの注意点は?
賃貸物件などの集合住宅に住んでいる場合、インターネット回線を導入する際にトラブルが発生するケースがあります。
なかでも多いのが、管理会社や大家さんの許可を得ずに光回線の工事を進めてしまうトラブルです。
アパートの管理会社や大家さんに許可を得ないまま工事を進めてしまった場合、後々問題になりかねません。
また、賃貸物件には部屋を入居前の状態に戻す義務があるため、新たに光回線を導入した場合、退去時に回線を撤去しなければならないケースがあります。
ただし、回線ケーブルは部屋の設備としてその後も別の入居者が利用できるものでもあるため、管理会社や大家さんの判断によっては撤去作業が必要ない場合もあるのです。
退去の際は念のため管理会社などに確認を取ることをおすすめします。