今やおなじみのオール電化ですが、賃貸物件でもオール電化のところが増えています。
オール電化とは、空調だけでなくエコキュートやIH調理器などの設備を備えた、すべてのエネルギーを電力でまかなう物件です。
ガスを使用しないことで得られるメリットもある反面、デメリットもあるのが重要なポイント。
ここでは、オール電化の賃貸物件のメリットとデメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ガスを使わないから安心！オール電化の賃貸物件のメリット
オール電化の大きなメリットは、安全性が高いことです。
調理においてもガスを使用しないため、万が一目を離してしまっても火災が発生するリスクは少なくて済みます。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険性もあるガスに対して、オール電化の場合はガス漏れなどの心配もないため、安心して使用できることがメリットです。
また、オール電化はすべてを電気だけでまかなうため、ガス代がかからず光熱費がシンプルになって管理しやすいこともメリットだといえるでしょう。
オール電化の場合、夜間など電気代が割安になる時間帯を効率的に利用することで光熱費を節約できます。
さらに、災害時の復旧が早いこともオール電化のメリットです。
万が一災害でガスや電気といったインフラが停止した場合、一般的にガスよりも電気のほうが復旧は早いとされているため、いち早く通常の生活を取り戻せます。
そのほか、IHを使って調理するためガスよりも掃除がしやすく、夏場でも暑さを感じずに調理できるのもオール電化のメリットです。
停電には注意！オール電化の賃貸物件のデメリットとは？
ガスを使用しないため、光熱費をシンプルにまとめられたり、安全性が高かったりとメリットがある一方で、すべてを電気でまかなうため停電に弱いことがオール電化のデメリットです。
停電になってしまうと電気が復旧するまでの間、給湯システムも調理機器も利用できません。
そのため、万が一に備えてカセットコンロなどを常備しておくことをおすすめします。
そのほか、ガスに比べると火力が弱いことも人によってはデメリットになるかもしれません。
本格的な料理が趣味の場合、火力の弱さや火力調整のしにくさがストレスになる可能性があるだけでなく、IH対応の調理器具を買い足さなければならないこともデメリットに感じるでしょう。
