大田区をはじめ東京都沿岸部は養殖海苔発祥の地といわれており、沿岸部の公園内に「大森海苔のふるさと館」があります。
園内に建つシックな建物が気になっていた方も多いのではないでしょうか?
今回は「大森海苔のふるさと館」に注目し、施設概要やどんな展示がおこなわれているのかについてご紹介したいと思います!
大田区の「大森海苔のふるさと館」の施設概要とは?
大田区の平和の森公園のすぐ隣、大森ふるさとの浜辺公園内にある「大森海苔のふるさと館」は、江戸時代の中頃から作り始められ全国一の味と生産量を誇っていた大田区の海苔養殖の歴史、そして大森の町の歴史に触れられる施設として、平成20年に開館しました。
「大森海苔のふるさと館」の1~2階には国の重要有形民俗文化財である「大森及び周辺地域の海苔生産用具」の展示を中心に、海苔つけや生き物観察などが体験できる体験学習室や海苔づくりの一年を道具とともに知れるコーナーがあります。
他にも現在は新型コロナウイルス感染防止のため休止中ですが、海苔に関する情報を調べることのできるライブラリーやパズルコーナー、昔の道具に触れることのできるコーナーなどもありますよ。
また、新型コロナウイルスの状況によって一時閉鎖してはいますが、3階には大森公園を一望できる全面ガラス張りの休憩室や屋上テラスがあり、利用できるときには素晴らしい沿岸部と公園の景色を一望しながら一休みすることが可能です。
大田区の「大森海苔のふるさと館」の展示内容とは?
1階の展示コーナーでは「海苔のまち 大森の記憶」として、大森の海苔船として現存する最後の一艘である海苔船や、「べかぶね」や「ちゅうべか」と呼ばれる小舟や中型船を復元したものが展示されています。
海苔付場も再現されていて、その時代の様子を感じることができますよ。
2階の展示コーナーでは「海苔づくりの1年と道具」として、重要有形民俗文化財として貴重な海苔づくりのための道具がたくさん展示されています。
当時実際に使われていたと思うと、感慨深いものがありますね。
その他にも企画展として、そのときどきのテーマで海苔や地域にまつわる展示がおこなわれており、11月14日までは「東京オリンピックに沸いたあの頃の海辺」という写真展が開催されています。
大森海苔のふるさと館
●所在地:東京都大田区平和の森公園2-2
●開館時間:9:00~17:00(新型コロナウイルスの影響で変更の可能性あり)
●休館日:第三月曜日
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