賃貸物件に住んでいて、コンセント数が足りなくて不便だと感じることがあります。
そんなときはコンセントを増設したいものですが、賃貸物件の場合はどのようにすればよいのでしょうか。
今回は賃貸物件におけるコンセント増設に関する許可の必要性の有無や相手、費用負担などについてご紹介したいと思います。
賃貸物件でのコンセント増設は許可が必要?誰に許可を取るの?
コンセント増設に関する許可の必要性とは
結論から申し上げると、賃貸物件でコンセント数を増設したい場合は許可が必要です。
許可を取る相手は「大家さん」または「管理会社」です。
基本的には、賃貸物件ではコンセントの増設は不可の場合がほとんどですが、交渉次第では増設することが可能です。
賃貸物件でコンセントを増設する理由とは?
コンセント増設が必要となる理由やケースはさまざまです。
ここでは一般的に多いとされる理由をご紹介します。
エアコンの設置時
エアコンを設置する際、設置場所やエアコンの大きさなどの兼ね合いからコンセントに届かないケースがあり、賃貸物件でコンセント増設の理由に挙げられることが多いです。
キッチン・ダイニングでの利便性
キッチンは冷蔵庫、炊飯器、ポット、など継続的にも電化製品を使用する頻度が高い場所なため、コンセント数が足りないケースもあります。
リビングでの利便性
テレビやパソコン、インターネット接続用の機器、季節家電などリビングで使用する家電製品も年々増えているのもコンセントを増設したい理由のひとつとなっています。
賃貸物件でのコンセント増設の費用負担者は誰?費用の相場は?
コンセント増設の費用相場
実際にコンセントを増設した場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
だいたいの相場は次のとおりです。
●コンセントの新設のみ:15,000円前後
●コンセント交換や差込口数の増加:5,000~8,000円
大きな工事を要さないものであれば、比較的手軽に増設することは可能です。
コンセント増設の費用負担者
コンセントの増設許可が出たら、続いて費用負担者は誰なのかといった疑問が出てきます。
通常、賃貸物件でのコンセント増設にかかる費用負担は「借主」がおこなうことになります。
これは契約書に記載されている場合もあるので、一度確認しておくとよいでしょう。
また、原状回復を求められる場合もあるので、交渉時にはその点も含めて確認しておき、必ず書面で残しておきましょう。