賃貸物件に多いユニットバスですが、気を付けたい要素に「コーキングの剥がれ」があります。
コーキングとは、ユニットバスと床や壁との境目を埋める弾力性のある充鎮材のことを指します。
防水効果があり、床や壁の隙間に水が入り込むのを防ぐ役割を担っています。
しかし、経年劣化などでコーキングが剥がれてしまうことも。
そのまま放置しておくと、隙間にどんどん水が入り込みカビや腐食の原因となるため、気付いたらすぐに修理が必要です。
そこでここでは、賃貸物件のユニットバスのコーキングが剥がれた時の対処法と注意点について解説します。
賃貸物件のユニットバスのコーキングの剥がれに気付いた時の対処法
コーキングが剥がれているのは劣化しているサインです。
剥がれてしまった場合、コーキングの打ち替え補修を行う必要があります。
コーキングの修理は、DIYに慣れている人であれば自分で修理することも可能です。
<準備するもの>
●防カビ剤入りコーキング充填材
●マスキングテープ
●カッター
●ヘラ
周辺の汚れを落とし乾燥させたら、劣化したコーキングをカッターで剥がします。
剥がし終えたら周辺に充填材が付着しないように上下をマスキングテープで保護し、充填材をしっかりと溝の奥まで入れていきます。
最後に表面をヘラで優しくならして整えたら完成です。
DIYで行うのが難しい場合は業者に依頼して対応してもらうことができ、3万~4万円程が修理費用の目安です。
賃貸物件でコーキングが剥がれている場合の注意点
コーキングの剥がれを発見した場合は、まずは剥がれ具合を確認して業者に修理依頼をする前に、大家さんもしくは管理会社へ連絡をしましょう。
大家さんがいつも依頼している決まった修理業者があるケースも多く、勝手に違う業者に修理依頼をしてしまうと費用を請求される場合があります。
そういったトラブルを防ぐためにも、まずは大家さんに連絡して指示を仰ぎましょう。
上記でDIYによる方法をご紹介しましたが、業者に依頼したほうがきれいに仕上がるため、自信がない場合は大家さんに相談して業者に依頼するのが無難です。
何よりも、コーキングの剥がれを放置しておくと、どんどん劣化が進みさらに悪化してしまうため、気付いたら早急に対処することが大切です。