アパートやマンションなどの賃貸物件は、集合住宅となるため、近隣との距離が壁1枚へだてただけとなります。
そのため、「音漏れ」もお互いに気をつけたい問題のひとつとなります。
今回は、賃貸物件で注意したい音漏れをチェックする方法と、原因と対策についてお届けします。
賃貸物件が音漏れしていないか注意してチェックする方法
まずは、音漏れに注意するために、まず賃貸物件の防音性をチェックしましょう。
チェックする方法は簡単で、賃貸物件の壁をノックするように叩いてみます。
響くような高い音で、叩いた感触も軽ければ、防音性の低い素材や空洞によって、音漏れの可能性に注意が必要です。
もし、叩いた音に響きがなく詰まった感じがしたら、コンクリートにより、防音性の高さが期待できます。
賃貸物件を借りる方は、内覧時に試してください。
ほかにも、内覧時に確認できることがあります。
一見、関係なさそうですが、「共用部分」をチェックします。
共用スペースに、「深夜の掃除やテレビの音量に気をつけましょう」などの張り紙があれば、トラブルがあると予想できます。
互いに注意したい音漏れ!賃貸物件での原因と対策
賃貸物件での音漏れは、入居者の日頃のマナーや建物の構造以外にも要因があるので、注意しましょう。
たとえば、季節的な原因もあります。
学生の場合は、春に新人歓迎会をしたり、社会人も年末に忘年会をしたりと、夜間の話し声や騒ぐ声などが音漏れしやすいのです。
お酒が入ると声も大きくなり、つい周囲への配慮を忘れてしまいやすいので、自分がお客様を招く際も気をつけたいですね。
隣や下の階への配慮として、自ら音漏れで迷惑をかけない対策もご紹介します。
まず、防音性の高い賃貸物件を選ぶことが大切ですが、音漏れがしていると思ったら、壁に防音パネルや遮音シートを貼ってみるものもよいでしょう。
本棚や家具を壁側に配置するのも、音を防ぎやすくなります。
スピーカーなどを配置するときは、防音マットも有用ですよ。
防音性がある賃貸物件と思っても、音の感じ方は個人差もあります。
もし、音漏れ問題で悩まされたときには、まず管理会社に相談するのが正しい対処といえます。
入居者同士で解決しようとして、感情的にもつれたり、トラブルが発展したりしないようにすることが大切です。