長い間賃貸物件に住んでいると、どんなに気をつけていても傷や汚れなどは発生してしまうものです。
時には、床などにアイロンや煙草による焦げ跡をつくってしまう場合もあるかと思います。
もしもの時におすすめの、床トラブルへの正しい対処法や知っておくべき注意点などを見ていきます。
アイロンなどで賃貸物件の床を焦がしてしまった場合の対処法とは?
賃貸物件にお住まいの方は、退去時の費用の心配などもありますし、できる限り日頃から床や壁などに傷をつけないように気をつかって生活をしているという方が多いのではないでしょうか?
しかし、毎日暮らしているとふとした過失によって傷や汚れをつけてしまうこともありますよね。
とくに、日常的にビジネスシャツや学生服などのアイロンがけをしている方などの場合は、知らず知らずのうちに床に焦げ跡をつくってしまっていたという話を耳にすることもあります。
アイロンや煙草などで床に焦げ跡をつくってしまった場合には、まず焦げの大きさと程度をきちんとチェックすることが大切です。
焦げがひどい場合には床の強度に不安があることもありますので、早めに不動産管理会社や大家さんに相談するのは必須。
また、フローリングの床に焦げがほんの数ミリだけという場合などは、ホームセンターなどで購入できるサンドペーパーで焦げを取り、その後に補修ペンなどで傷を隠すというのも簡単にできる対処法のひとつです。
賃貸物件の床をアイロンなどで焦がしてしまった場合の注意点とは?
「ちょっとした焦げ跡くらいなら自分で補修すればよい」と考える方も多いかもしれませんが、まず知っておきたいのは賃貸物件では基本的に入居者が勝手に補修をするのはNGだということです。
床の材質がフローリング以外の時や補修に使う道具が間違っている場合などは、ただの焦げ跡からさらに悪化させてしまう可能性もありますので、とくに注意が必要です。
例えば、よかれと思って自分でおこなった補修があだとなって、退去時にさらなる費用が発生する可能性もあります。
また、次の入居者のために修繕や補修が必須となる賃貸物件では、焦げのある部分のみの補修ではなく床全体の張替えが必要となる可能性もあります。
賃貸物件から退去する際の思わぬトラブルに発展させないためにも、問題のありそうな焦げ跡については、早い段階で申告するのが安心です。