一般的に賃貸物件を借りる際には、家賃未払いのリスク回避として連帯保証人が必要になります。
賃貸物件によっては連帯保証人不要の物件もありますが、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
今回は連帯保証人不要の物件のメリット・デメリットをお伝えします。
手続きが楽になる!連帯保証人不要の物件のメリットとは?
連帯保証人不要の物件のメリットは、なんといっても気楽な点でしょう。
連帯保証人を頼める相手がいない方や、両親などと仲が悪い場合は、重要な役割を頼む相手を探すのは気が重いですよね。
さらに連帯保証人不要の物件のメリットとして、連帯保証人に関する手続きが楽になることも挙げられます。
連帯保証人を設定するためには、さまざまな書類を用意しなければなりません。
まずは3ヶ月以内に発行された印鑑証明書の原本が必ず必要です。
そして身分証明書や、源泉徴収票など収入を証明する書類も求められることが多いでしょう。
連帯保証人が定年退職している場合は、年金振込通知書が必要になることもあります。
このようにさまざまな書類を用意してもらうので、近くに住んでいればそれなりに楽ですが、遠方の場合はとても面倒です。
特に必要な捺印が足りないなど書類に不備があった場合、何度も郵送でやり取りをするのは手間と時間がかかりますね。
連帯保証人を頼む相手と関係性が良好でない場合は、この手続きがより億劫に感じてしまうでしょう。
訳あり物件の可能性も?連帯保証人不要の物件のデメリットとは?
次に連帯保証人不要の物件のデメリットをご紹介します。
連帯保証人不要の物件は、借主の負担が少ない分、なんらかの問題がある可能性があります。
日当たりが悪い、周辺環境に問題があるなどで不人気な物件の場合、空室対策として連帯保証人不要としているケースも考えられます。
また連帯保証人不要の場合、家賃未払いを防ぐために家賃保証会社の加入を義務付けている物件も多いです。
家賃保証会社とは、借主が家賃を延滞したときに代わりに支払う会社です。
家賃保証会社への保証料は、一般的に初期費用や更新時に支払います。
そのため連帯保証人を頼むよりも、費用がかかってしまうことも多いです。
また家賃保証会社に加入するためには、審査を通過しなければなりません。
ケースによっては、入居審査は通過できても家賃保証会社の審査には落ちてしまうこともありえます。
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