土地が狭い日本では、住宅の間取りにあまり余裕がありません。
限られたスペースの中で快適に暮らしていくには、最低限必要な部屋の広さを知っておくべきでしょう。
夫婦2人と子ども2人の4人家族の場合、子どもの成長に伴って必要な部屋の数、広さは異なります。
ここでは、4人暮らしの家庭で必要となる部屋の間取りの実例と平均について解説いたします。
4人家族賃貸での間取りの実例
4人家族の約5割は3LDKで暮らしており、リビング以外の部屋の使い方としては以下のような実例があります。
●子ども部屋2、夫婦の寝室1
●子ども部屋1、夫婦の寝室1、夫の書斎1、
●子ども部屋0、夫の寝室1、家族の寝室1、収納部屋1、
家庭によって部屋の使い方はそれぞれ違いますが、夫婦の寝室と子ども部屋を確保する家庭が多いです。
子どもの成長を考え、将来的に必要な子ども部屋を含めた3LDKに住む家族も多いです。
また、和室がある物件も支持されていて、約8割がリビング横に設計されています。
畳はやわらかいため、子どもが転んでも痛くなく子育てにいいという声もあります。
賃貸に4人で暮らす際の間取りの平均
同じ間取りでも総面積は変わるため、広さを選ぶ基準となる平均値をご紹介しましょう。
国土交通省が定めている、住生活基本計画における「誘導居住面積水準」と「最低居住面積水準」があります。
これを目安とすると、夫婦と子ども2人の4人家族の世帯の場合、平均95平米が理想とされていて、最低限必要な面積は50平米となります。
リビングの広さで言えば、テレビとテーブル、3人掛けのソファを置きたければ8～10畳程度は必要です。
ダイニングキッチンと合わせて10～14畳程度の広さがある、ゆとりのある空間となります。
1LDKは子どもがまだ小さい家族が目安となり、生活リズムに差がないうちはストレスがないでしょう。
2LDKは小学生くらいの子どもがいる場合に向いている間取りです。
将来、家を購入するために費用を抑えたい場合は、1LDKか2LDKがいいでしょう。
子ども部屋は2人1部屋でも問題なく、むしろ目が行き届くので安心です。
中学生以上の子どもがいる4人家族には子ども部屋を2つ確保できる3LDKが向いていますが、4LDKあれば余裕をもって長期的に暮らせます。
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